レッスン見本としている作品に、すこし解説をくわえてみました。
小花のレッスンで作成する
カップ&ソーサーです
小花を最もシンプルな
一輪のかたちで配置してみました
カラフルな色合いで
かわいらしく仕上げます
ベーシックレッスンで学ぶ
基本的な技法の小花たちも
丁寧に、それでいて軽やかに
光を意識しながら描くと
とても素敵な作品になります
絵付け教室では
つりがね草、デイジー、さくら草・・・など
7種類の小花から始まり
蝶々、羽を描いて
ベーシックレッスンが修了となります
その過程では
様々なストロークを経験します
最初の頃は
筆や絵の具に対して
まだまだ不慣れなので
あえて色は指定したものを使い
よりストロークに集中して学びます
小花でストロークを十分に練習した後の
蝶々、羽では
色は自由に表現していただきます
自由というと
簡単そうで・・・、意外に難しく
1色で好きな色もあれば、
他の色と組み合わせることにより
好きな色合いになることもあります
また、言葉にすると “~~色” と言っても
その幅は無限にあり
色というものの奥深さに
すぐに気づくこととなります
そこで、レッスン見本には様々な色を使って
カラフルな羽を表現してみました
この中のどこかに
生徒さんにとっての『 好み 』が
隠れているかもしれないし
見本を見ることによって
もやっとしたイメージが
具体的な色になってくることもあります
私自身が、生徒の頃
羽のレッスンに
とてもワクワクした気持ちを抱いたことを思い出しながら
このレッスンが色の探求の入り口になってくれると
うれしいと思います
スカンティップスの
生徒時代の作品です
羽のストロークを学んだ後
どんな色合いが素敵かなぁ・・・
どんなバランスにしようかなぁ・・・と
なんども描きなおしました
まだまだ稚拙な技術ながらも
創作意欲がわいてきて
頭の中にぼんやり浮かぶイメージを
お皿の上に具現化することの
難しさと
楽しさを知った
思い出の作品です