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カラスガイの貝殻を描く 2

 

まずは、デッサンしたものをトレースします。

 

以前、アサリを描いた時にも気づきましたが

貝殻の表面は、何層もの地層みたいになっています。

虫眼鏡で観察しながら

このラインはここにつながっているのか・・・とか

確認しながら描くのですが

観察がすすむにつれ

いつの間にか、のぞき込むような姿勢になってしまいます。

そうすると、対象に対する見る角度が

変わってきてしまいます。

 

わたしは、集中して鉛筆が進んでくると

そんな感じになってしまうことが多く

せっかく描き進んだものの

一つの物体をいろんな角度から見ている

不思議絵になることがあり

描き直しということを

やってしまいがちです。

 

夢中になっている時こそ

時々、俯瞰で見ることが、

つくづく大切だと肝には銘じているのですが・・・。

衝動が抑えられないところがあるようです。

 

次に、ベースを塗ります。

 

この貝は、手前の白い部分に向かって

ピンクっぽいラベンダー色が

グラデーションになっているのが

とれもきれいです。

 

私がこの貝に惹かれたのは、

ラベンダー色と、黒のコントラストなので

このベースの色は今回の肝になります。

 

丁寧に色を作って塗っていきます。

 

 

2021.7.20