裁縫に目覚めたのは今から3年くらい前。
もともと、モノをたくさん買う方ではありませんが
それでも、長く生きていると
すこしづつ溜まっていきます。
そこには、捨ててしまっても良いものと
何らかの思いがあって
捨てられないものもあります。
若かりし頃、
絵付けの展示会のために準備したテーブルクロス。
節目のお披露目の日のために
器の映える生地を求め
何件もお店を回った思い出があります。
時がたち
私の日々の暮らしの中で
テーブルクロスを使用する場面は
どうやらなさそうだな・・・と
ふと気づきます(笑)。
もう何年もの間、引き出しの中で眠っていた生地に
思い切って鋏を入れました。
好みの生地がクッションカバーとして生まれ変わり
毎日の生活の中で活かされることに
なんだか、救った感もあります。
パイピングの配色にもこだわって
自分らしい作品ができあがりました。
使わない罪悪感
捨てきれない執着心から
解放されて
すがすがしい気持ちすらします。
2020.11.23