ベーシックで基本をしっかり学んだあとは
いよいよ、ブーケのレッスンに入ります。
ベーシックの間は、ストローク数も少なく、
比較的小さなモチーフを描くのですが、
ブーケに入ると、
個々の植物も大きくなり、花束なので立体感のある表現になってきます。
小花とブーケの完成形だけを並べると、
そこには大きなハードルがあるように見えますが、
ブーケを分解していくと、
基本の積み重ねで出来上がっています。
例えば、ストローク。
複雑そうに見える立体的なお花も、
実は今までに学んだシンプルなストロークの組み合わせで出来ています。
では、その前の骨格作りはどうでしょう?
立体的なブーケも、
各お花を描く時、
花々を組み合わせて束にする時など、
工程ごとに手順やコツがあります。
その一つ一つは決して難しいことではありません。
つまり、基本をコツコツ積み上げていけば、ブーケは出来上がります。
ヨーロピアンポーセリンの普遍的なモチーフであるブーケを描くことは、
上絵付けをする者にとってはとても魅力的なことだと思います。
決して焦らず
1つ目のブーケでアタリの取り方を理解したら
2つ目のブーケでは筆の運びが軽くなることを目指したり
数を重ねる中で
生き生きとした素敵なブーケを描けるように
なってくれると良いと思います。
2019.10.11