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銅版画

 

10年くらい前に

世田谷美術大学という

半年間かけて美術全般を学ぶ講座に

通ったことがあります。

 

講義だけでなく

実技も様々な分野の入り口を学ぶことができ

写真は、銅版画の授業で制作した

『孔雀』です。

 

制作工程は、大きく分けて

下準備した銅版にニードルで絵を描く工程と

傷つけた部分を腐食させる工程と

摺るという工程があります。

(非常にざっくりですが・・・) 

 

ニードルで描く工程は

線描画を描く感じに似ていて

線の強さや密度で面や、陰影を表現します。

 

腐食の工程は、

完全に化学の世界で

タイマーで腐食時間を計って

銅を溶かしていきます。

 

銅版画の制作工程は

自分の性に合っていたようで

その後も、何度か郊外の版画美術館に通って

授業で作成した銅版を基に

腐食時間を変えたり

印刷するインクの色を変えたりして

制作を楽しみました。

 

孔雀の作品は、

モノクロのインクで仕上げることによって

デザイン的なおもしろさがアップして

自分のお気に入りです。

ずっと、壁に飾っています。

 

 

2019.9.5