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カトレア(プリンセスキコ) 水彩画1

 

まずはデッサンです。

 

花が咲いているうちに

花の色付けまでは進みたいので

急げ!急げ!です。

 

基本的にはそのままを描きますが

葉っぱの広がり方が必ずしも

絵としてバランスのよいわけでは無いので

空白エリアには葉っぱを加えて

間延びしないようにします。

 

ただし、バランスを整えたいからと言って

“そんなところから葉っぱは伸びないよ”

という場所には加えることはできないので

やはり、『どのようにバルブが伸びて葉っぱがつくのか』、

構造的なことを理解しておかないといけません。

 

花については、昨年シンビジュームを描いた際に

花の構造を調べて理解したので

今回はなんとなく懐かしい感じです。

 

デッサンが終わるとトレースして

水彩紙に写します。

 

引き続き、花の色付けです。

 

右半分にトレーシングペーパーをのせているのは

花の色付けをしている時に

右半分がこすれて汚れるのを防ぐためです。

 

ボタニカルアートでは背景に色を塗ることは

基本的にないので

白い紙に白い花を描くのは大変気を使います。

 

紙の色は白と言っても少し黄味を帯びています。

このカトレアの花は、実際には紙の白よりも白いのです。

 

普段は徹底的に実物に色を合わせにかかりますが

透明水彩では紙の色よりも白くすることはできないので、

影を付けた後、一番明るい部分に

ごくごく淡いイエローをのせて紙の白色との

差異を出してみました。

 

何はともあれ、お花がきれいに咲いている間に

お花の目鼻がついて一安心です。

 

 

2019.2.6