リンゴを終了すると
次の課題は葉っぱ。それもアジサイの葉だ。
アジサイの葉は葉脈(主脈・側脈・細脈)が
はっきりしているため
それらで囲まれたエリアが微妙に隆起している。
そのため、一つ一つのマスに微妙な陰影ができるため
たった1枚の葉っぱを描く労力が半端ない。
しかし、これもトレーニングと思い
真摯に取り組んでみました。
観察をしっかりし、デッサンをきちんととっていれば
アジサイらしい葉っぱにはわりと早めになります。
だけど、それはまだ2次元のアジサイ。
更に、更に、更に、更に筆を加えていくと
ある時、突然、紙の上に立体的なアジサイの葉っぱが現れます。
リンゴのような、奥行きのある立体ではないけれど
それでも、葉っぱには葉っぱの厚み、でこぼこ感があって
そのものらしさがあります。
それが、「存在する」ということなのかもしれません。
2016.8.26