梅雨の真っただ中、リンゴを描き始めた。
昼間なのに暗いなぁ〜と
デスクスタンドをつけ
壁紙も天井も白を基調にしている我が家は
様々な方向からの反射が多いのが気になり
レフ版で余計な反射をカット。
白のレフ版だと反射が強すぎると
黒のレフ版に変更し
ようやく安定して描き始めることができた。
夜になり、
“続きは明日にしよう!”と
筆をおく。
翌日は、晴れ☀
“あれ〜、リンゴの色が違う!”
自然光だけで見たリンゴは
昨日よりかわいらしい色なのだ。
とはいえ、水彩画の場合、いったん暗めの陰影をつけ始めたら
明るめに戻すのは難しい。
陽が入りやすい午前中はあえて描くのをやめ
少し暗くなってから、
デスクスタンドをつけ、昨日と同じ環境を作る。
そうして出来上がった私のリンゴ。
普通の静物画とは異なり
テーブルやテーブルに落ちる影は描かないルールなので
浮遊感がただよう。
宇宙に浮かぶ惑星リンゴ星。
2016.7.4